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2010/06/16 (Wed)
「福祉施設におけるボランティア」
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災害に見舞われた地域の復興復旧活動などで、ボランティアの存在が大きくニュースなどでとりあげられることは、阪神淡路大震災以降特に目立つようになりました。




ボランティアと聞くと慈善活動と捉えられるのが一般的でしょうが、実際参加している方に聞くと、そのボランティア観はそればかりではないようです。


ボランティアの存在は老人福祉施設、障害者福祉施設などの福祉の現場でも大変重要な役割を果たしています。







例えば障害者更生施設での活動では、作業活動の補助や施設利用者の散歩の付き添いさらには移乗介助の補助などで活躍しています。


また、ボランティア活動にあなたの専門性を生かし、音楽療法士の資格を持っている人が音楽活動の中心を担ったり、手芸や絵画を趣味とする方が講師として活躍している場合もあります。


ボランティアの年齢層も、福祉系の学校に通う高校生や大学生から、定年後の空いた時間を使って行なっている年配の方まで、幅広くなっています。


障害者更生施設での活動が広範囲で行なわれる分だけ、必要とされるボランティアの年齢や特技なども幅が広くなるのです。


現在では施設での利用者に対するサービス提供は、ボランティアの存在なくしては考えられないものになっています。







ボランティアの仕事は、一部の有償ボランティアというものを除いて、ほとんどが無償になります。


ホームページで調べたり、施設に直接連絡をとって、どんな活動でのボランティアを募集しているのか、交通費や食費等、自己負担がかかるのか、などを実際に確認するのがポイントです。


また、将来福祉の仕事に就きたいと考えている学生の方は、在学中の時間がとれる時に、積極的にボランティア活動に参加し、施設で働く職員の動きからその仕事の内容や雰囲気をつかんでおくのもよい体験になります。




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